Always Look on the Bright Side of Life
今日も元気にひきこもります。
前回更新分→http://kogu.blog.shinobi.jp/Category/1/#598
<前回までのあらすじ>
ある夜桜の下、花見の席の間で、自転車の男が子供をはねた。
逃げ出した子供の体を気遣って、男は子供を追いかけたものの、だんまりを決め込む子供に男は早々に愛想をつかしてしまう。
立ち去る間際に、子供は一つだけ声を振り絞った。
「……ごめんなさい」
こんな感じでいこうかな。
あらすじの書くのをどうしても習得したい(かけてない!かけてないよすいむさん
2
「いつまでうじうじするの? 早く決めなさいよ」
「う……だってさぁ、そういう桃花(とうか)はどうなんだよ、じゃあ」
「私は運命的な出会いって奴を信じてるもの。その時になればあっさりやれる。圭吾(けいご)とは違うんだから」
「はっ、くだらねぇ。もっと真面目にやれってーの、俺たちは世界の未来を背負ってるんだぞ」
「慎重すぎるのもどうかと思うけどね」
うだうだと終わらない話を続けている二人の子供の視線の中で、彼らよりも二つか三つ小さく見える少年が、ぱっと駆け出した。
向かうは、早朝の駅から溢れ出してきた大人たちのうちの、屈強そうな体を持った男である。大柄の彼の腕を掴み、強引に会話に持ち込む愛らしい顔つきの少年は、質の悪いキャッチセールスのように見えなくもない。
「相変わらずね、小夏(こなつ)」
「こーいう面では積極的なんだよなぁ」
「実戦でやっていけるのかどうか、ちょっと微妙よね」
「小夏も海治(かいじ)も、それから由(ゆう)もそうだけど、なんでお前なの? ってやつ多すぎ」
「多すぎっていうか、半分じゃない。直(なお)もちょっと、そう」
「あいつも暗いよなぁ。俺ちょっと苦手」
「でも頭良いよね」
二人がだらだらと会話に時間を費やす中で、小夏と呼ばれた栗色の髪の少年は、ふられてすぐさま次のターゲット、サングラスにスキンヘッドの柄の悪そうな男に向かった。まったく威勢がいい。圭吾と呼ばれた子供が呆れ顔で呟いてのんびりと空を見上げた瞬間、駅前に妙な悲鳴が響いた。
「あぐっ!」
聞き慣れた声と目の前の光景に、二人は思わず立ち上がった。
小夏がスキンヘッドの男に掴み上げられている。二人はしばらく呆然として、男は唾を吐きかけるような距離で罵っていて、小夏は空中で足をばたばたさせている。あんのバカ、と呟いた圭吾が走り出そうとしたとき、視界の端から人間が一人駆けつけて、空間を引き裂くような甲高い怒鳴り声を上げた。
「子供相手に何してるんですか!」
関わるまいと視線を外していた周囲の人間の目が、勇敢な女性の一言によって、一気にチンピラを非難する冷たい視線に変わる。男はうめいて、一目散に逃げ出してしまった。
また流れ始めた人波の中で、柔らかそうな髪の毛を二つに縛ったその女性と小夏が向かい合って、何かを話している。
圭吾は離れた場所から彼らを指さして叫んだ。
「なんだあの女!」
「あ、ちょっと……気に入っちゃったみたいよ、小夏」
二人の視線の先には、得意のぶりっ子を披露しながら女に抱きつく小夏の姿があった。
ここまで。今日は短いんです
そういえば、未だに大人ズ男にどう呼ばせようか凄く悩んでいる。
賢一?鈴鹿?
高校からなんだから「鈴鹿」が一般的なんだろうが、
「賢一」で数年かいてくるとこう、馴染んでしまうんだよ。
鈴鹿だともんすごいよそよそしくて、別のだれかたちみたいになる。
賢一でえぇか。
唐突にはずかしくなってきたわ(
いや大丈夫。すいむのブログなんか誰もまじめに読みません
ましてや追記だぞ!ひきものだぞ!
誰が真面目に読むか!(
前回更新分→http://kogu.blog.shinobi.jp/Category/1/#598
<前回までのあらすじ>
ある夜桜の下、花見の席の間で、自転車の男が子供をはねた。
逃げ出した子供の体を気遣って、男は子供を追いかけたものの、だんまりを決め込む子供に男は早々に愛想をつかしてしまう。
立ち去る間際に、子供は一つだけ声を振り絞った。
「……ごめんなさい」
こんな感じでいこうかな。
あらすじの書くのをどうしても習得したい(かけてない!かけてないよすいむさん
2
「いつまでうじうじするの? 早く決めなさいよ」
「う……だってさぁ、そういう桃花(とうか)はどうなんだよ、じゃあ」
「私は運命的な出会いって奴を信じてるもの。その時になればあっさりやれる。圭吾(けいご)とは違うんだから」
「はっ、くだらねぇ。もっと真面目にやれってーの、俺たちは世界の未来を背負ってるんだぞ」
「慎重すぎるのもどうかと思うけどね」
うだうだと終わらない話を続けている二人の子供の視線の中で、彼らよりも二つか三つ小さく見える少年が、ぱっと駆け出した。
向かうは、早朝の駅から溢れ出してきた大人たちのうちの、屈強そうな体を持った男である。大柄の彼の腕を掴み、強引に会話に持ち込む愛らしい顔つきの少年は、質の悪いキャッチセールスのように見えなくもない。
「相変わらずね、小夏(こなつ)」
「こーいう面では積極的なんだよなぁ」
「実戦でやっていけるのかどうか、ちょっと微妙よね」
「小夏も海治(かいじ)も、それから由(ゆう)もそうだけど、なんでお前なの? ってやつ多すぎ」
「多すぎっていうか、半分じゃない。直(なお)もちょっと、そう」
「あいつも暗いよなぁ。俺ちょっと苦手」
「でも頭良いよね」
二人がだらだらと会話に時間を費やす中で、小夏と呼ばれた栗色の髪の少年は、ふられてすぐさま次のターゲット、サングラスにスキンヘッドの柄の悪そうな男に向かった。まったく威勢がいい。圭吾と呼ばれた子供が呆れ顔で呟いてのんびりと空を見上げた瞬間、駅前に妙な悲鳴が響いた。
「あぐっ!」
聞き慣れた声と目の前の光景に、二人は思わず立ち上がった。
小夏がスキンヘッドの男に掴み上げられている。二人はしばらく呆然として、男は唾を吐きかけるような距離で罵っていて、小夏は空中で足をばたばたさせている。あんのバカ、と呟いた圭吾が走り出そうとしたとき、視界の端から人間が一人駆けつけて、空間を引き裂くような甲高い怒鳴り声を上げた。
「子供相手に何してるんですか!」
関わるまいと視線を外していた周囲の人間の目が、勇敢な女性の一言によって、一気にチンピラを非難する冷たい視線に変わる。男はうめいて、一目散に逃げ出してしまった。
また流れ始めた人波の中で、柔らかそうな髪の毛を二つに縛ったその女性と小夏が向かい合って、何かを話している。
圭吾は離れた場所から彼らを指さして叫んだ。
「なんだあの女!」
「あ、ちょっと……気に入っちゃったみたいよ、小夏」
二人の視線の先には、得意のぶりっ子を披露しながら女に抱きつく小夏の姿があった。
ここまで。今日は短いんです
そういえば、未だに大人ズ男にどう呼ばせようか凄く悩んでいる。
賢一?鈴鹿?
高校からなんだから「鈴鹿」が一般的なんだろうが、
「賢一」で数年かいてくるとこう、馴染んでしまうんだよ。
鈴鹿だともんすごいよそよそしくて、別のだれかたちみたいになる。
賢一でえぇか。
唐突にはずかしくなってきたわ(
いや大丈夫。すいむのブログなんか誰もまじめに読みません
ましてや追記だぞ!ひきものだぞ!
誰が真面目に読むか!(
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