Always Look on the Bright Side of Life
前のオフ会でありがたいことに自作の話をしていただいた時に流れで
正月はグレンの振袖がはだけて胸板がドンみたいな絵を描くみたいな話になったので
オフ会で自作分からないのに話聞いてくだすってた方々への贖罪の意も込めてツイッターにあげようと思ってたんですがいや途中まで上げたんですが
無理だった
追記から〜☆あいぽんから更新すんの久々すぎてうまくいく自信ありません
正月はグレンの振袖がはだけて胸板がドンみたいな絵を描くみたいな話になったので
オフ会で自作分からないのに話聞いてくだすってた方々への贖罪の意も込めてツイッターにあげようと思ってたんですがいや途中まで上げたんですが
無理だった
追記から〜☆あいぽんから更新すんの久々すぎてうまくいく自信ありません
みそ「あけましておめでとうございます!!」
とや「今年も本作本サイト共々よろしくお願い申し上げます」
みそ「……」
とや「……」
(互いの格好については触れない方針を確認した様子)
みそ「まあ挨拶もそこそこに、日付もかわってもう2日ですし」
みそ「本題と行きますが」
みそ「ね!!ぐれんさん!!」
ぐれん「ブログトークにサブキャラを召喚するな!!!」
みそ「いやでもぐれんさん一番人気だから仕方ないです」
とや「そうだな一番人気だから仕方ないな」
ぐれん「お、そ、そうか?まあみんなに望まれているなら仕方ないな」テレテレ
みそ「煽てたら木に登った……」
とや「ちょろいな」
ぐれ「聞こえてるぞ」
みそ「と言うわけでこれからこの振袖を」
ぐれ「話が飛んだが」
みそ「着ましょうか」
ぐれ「いやです」
とや「一番人気だから仕方な」
ぐれ「一番人気だったら女装しなきゃいけない決まりでもあるのか!?」
ひっきー「そうじゃない、男だったら女装しなきゃいけない決まりがあるんだ……」
ぐれ「誰だ今の」
みそ「さあ早く!!作者が明日早いし眠いんだって言ってます!!」
とや「やっつけのブログトークなんて最悪だぞ」
ぐれ「やらなきゃいいだろやらなきゃ」
みそ「そもそも振袖を着ることの何が女装であろうか!!」
ぐれ「 は?」
みそ「いいですかぐれんさん、ここはココウです、日本ではありません、私たちに和装の知識はありません、よってぐれんさんは振袖が女性の衣装であることを知らないはず、よって男である私が振袖を着用した姿を見たことによりぐれんさんが振袖は男も普通に着るものと勘違いしたとしても何ら不思議ではない!!のです!!!」
ぐれん「あ、ああ……そ……そうなのか……?そ、そうか……じゃあソウイウコトデ……(設定の書き換え中)」
とや(グレンはカントー出身だから和装の知識はありそうだけどな……)
ぐれん「コノアデヤカナイショウハオトコガキルモノナノデスネ?」
みそ「その通りですよ、あなたは何も間違っていない」
ぐれん「ジャアキマス」
みそ「……」
とや「……」
ぐれ「せめて何か言えよ」
みそ「えー……えーっと……で、では……」
みそ「脱がせましょうか……お師匠様」
とや「えっぼくが?」
みそ「お師匠様以外に誰が脱がせるんですかこの最悪の状況で」
とや「いやいやいや僕はそのそっちの趣味は」
ひっきー「嘘いえよ!!」
とや「君は出てくるなよ!!」
みそ「あっ逆」
とや「黙りなさい」
ぐれん「なんだ脱がせられるのか?着るの大変だったんだぞきせてもらわないといけない衣装なんて阿呆らしいものが存在するもんだな」
みそ「だから一人じゃ脱げませんよね」
ぐれん「まあな」
みそ「ほら」
とや「一人で脱げるだろ」
ぐれん「早く脱ぎたい……」
とや「脱げよ」
ぐれん「じゃあ脱ごう」
みそ(ほらやっつけのブログトークになったじゃないですか)
みそ「……」
とや「……」
ぐれ「ん?」
みそ「えっこれでよかったんですかね……?」
とや「正直分からん……」
ぐれ「何がだ」
みそ「まあいいんじゃないですかね」
とや「いいか」
ぐれ「おい」
みそら「これでよかったですかね!?!?!?今年もげっしょく!をよろしくお願いしますね!!!!!」
おわり
おわり
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コメレスだよ~
>ものさん
あいやーーーコメントありがとうございました返信げろ遅くてすいません!!
コラボこの頃じゃなかったかと思いますコラボとかやってましたねって感じですねwwwやーでもあれは本当に楽しかった……!実はコラボ書いていただいたやつ二作とも保存しそこねているのでこんど文章ください本当に宜しくお願いします(土下座
****
更新報告~の前に
海さんからいただきました信じられないことに
とうやくん誕生日おめでとうっていうイラストです
信じられますか
僕はまだ信じられないあと凝視できない
とうやおたんび前にとうやのおたんびプレにハリがお花をプレゼント的な妄想を(一人で)キャッキャウフフとしていたら描いてくださるという非常に奇跡のようなありがたい一枚です
アアアアアアあの……何度見てもなんてエエ顔してるんやこいつら……ラブラブじゃねえか……末永くお幸せに……アアア
ありがとうございました本当に 好きです
自キャラの誕生日祝ってもらう気持ちとか考えた事ある??????ツイーッとかでもいろんな方にとうやくんおめでとう!!って言って貰えてなんつうかつらいよ??????色々と まじで こころがいたいょ?つらいよ???ありがたい 本当にありがたい いやもう自分の子どもの誕生びおめでとうってほんま……いやもうね……ほんまに……
いやもう本当にありがとうございました 本当にありがとうございました アッ12月7日です今度こそ覚えました
毎年誕生日後に思い出すっていう悲しい自キャラおたんびなんですが今年は当日までしっかり覚えていたんですが6日まで6日が誕生日だと勘違いしていたっていうわりと虚しい感じのオチはつきました 今度こそ覚えたからまあ来年覚えてるかどうかは謎い
あーそれで更新しました(一仕事終えた感あって割とどうでもいい更新報告
7-8が鬼門であるとツイッタで散々喚き散らしていますが最後の一文を読んで78の全てを察して欲しい。そんな7-7です。お暇でしたらど~うぞ。
しかしグレンはかわいいなぁ。グレンはかわいい。
>ものさん
あいやーーーコメントありがとうございました返信げろ遅くてすいません!!
コラボこの頃じゃなかったかと思いますコラボとかやってましたねって感じですねwwwやーでもあれは本当に楽しかった……!実はコラボ書いていただいたやつ二作とも保存しそこねているのでこんど文章ください本当に宜しくお願いします(土下座
****
更新報告~の前に
海さんからいただきました信じられないことに
とうやくん誕生日おめでとうっていうイラストです
信じられますか
僕はまだ信じられないあと凝視できない
とうやおたんび前にとうやのおたんびプレにハリがお花をプレゼント的な妄想を(一人で)キャッキャウフフとしていたら描いてくださるという非常に奇跡のようなありがたい一枚です
アアアアアアあの……何度見てもなんてエエ顔してるんやこいつら……ラブラブじゃねえか……末永くお幸せに……アアア
ありがとうございました本当に 好きです
自キャラの誕生日祝ってもらう気持ちとか考えた事ある??????ツイーッとかでもいろんな方にとうやくんおめでとう!!って言って貰えてなんつうかつらいよ??????色々と まじで こころがいたいょ?つらいよ???ありがたい 本当にありがたい いやもう自分の子どもの誕生びおめでとうってほんま……いやもうね……ほんまに……
いやもう本当にありがとうございました 本当にありがとうございました アッ12月7日です今度こそ覚えました
毎年誕生日後に思い出すっていう悲しい自キャラおたんびなんですが今年は当日までしっかり覚えていたんですが6日まで6日が誕生日だと勘違いしていたっていうわりと虚しい感じのオチはつきました 今度こそ覚えたからまあ来年覚えてるかどうかは謎い
あーそれで更新しました(一仕事終えた感あって割とどうでもいい更新報告
7-8が鬼門であるとツイッタで散々喚き散らしていますが最後の一文を読んで78の全てを察して欲しい。そんな7-7です。お暇でしたらど~うぞ。
しかしグレンはかわいいなぁ。グレンはかわいい。
迷ったんですがまぁ最初くらいは……(? 全部ついーったーに上げてるやつです
追記から~よそさまのお子さんと塗ったうちのこと若干でもネタ性のあるうちのこだけですが9割うちのこであと99%アナログえんぴつらくがきなので見る価値謎ですよ
某様の某ブログの昔の方のやつみたいにツイーヨをそのまま貼り付けられたら便利なんだけどやり方が良く分からないと言うか忍者ブログでできるのだろうか
よそのこ様だけ先に上げるので用が済んだらブラウザバックしてくださいね!
とある人んち(舞台的に)の深夜テンション
エトワールフィランテ様のアルムくんの擬人化です(作者様公認(?))
森羅様のおたんじょうびにノリと勢いで描いたアクロアイト様
コメットさんがライズの女装が見たいって言うから……(人のせい
よそさまの子以上です
ブラウザバックどうぞ
以下うちのこ()
水彩たのしぃ
こっからハロウィン
まじめに描いたハロウィンコスとや&はや
そのあとコピックライナー茶色手に入れて嬉々として線かいたやつ 色味が違うのは加工の仕方が違うからだけど下の絵の方が元絵に近いね上の方が鮮やかで綺麗だけど……(死
うちんこがうちんこにトリックオアトリートっていう企画
その2(今のアイコン
鈴鹿誕でもあったけど忘れてなかったよっていう絵(但し日付は11月
いっこはさんで
チャットでトウヤがハーリーさんコスみたいな話をちらっとしてたので おそろい……おそろい……おそろい……
こっからポッキーの日
ツーイズdeポッキーゲーム
>>>鳥つながり<<<
トミソdeポッキーゲーム なんでバニーガールだったんだっけ……何か見てたんだよ……バニーガール的なネタを見てたんだよ……
男として終わってますよ!(意味浅
ハリマリdeポッキーゲーム(ハリマリって語感やばいな……逆だけど
ひき河deポッキーゲーム 凄い久々にひきものまんがかきました かわいい
新鈴deポッキーゲーム ホモ注意
ぐれとdeホモ注意
新ひきdeホモっつうかただの変態注意
こっから #ふぁぼされた数だけうちの子に自己紹介してもらう このタグ
みちょら
はりうさ(ノーコメントで
たけひろ(お気に入り
ハロウィン絵以来方向性が良く分からない鈴鹿
新木「やあ俺は新木孝作!今日はゲンシカイキした俺の姿を本邦初公開だ!獣の毛皮を纏い棍棒を振り回して戦う姿は実にワイルド!野性味溢れる俺の魅力はもはや天井知らずだね!」
おわり
追記から~よそさまのお子さんと塗ったうちのこと若干でもネタ性のあるうちのこだけですが9割うちのこであと99%アナログえんぴつらくがきなので見る価値謎ですよ
某様の某ブログの昔の方のやつみたいにツイーヨをそのまま貼り付けられたら便利なんだけどやり方が良く分からないと言うか忍者ブログでできるのだろうか
よそのこ様だけ先に上げるので用が済んだらブラウザバックしてくださいね!
とある人んち(舞台的に)の深夜テンション
エトワールフィランテ様のアルムくんの擬人化です(作者様公認(?))
森羅様のおたんじょうびにノリと勢いで描いたアクロアイト様
コメットさんがライズの女装が見たいって言うから……(人のせい
よそさまの子以上です
ブラウザバックどうぞ
以下うちのこ()
水彩たのしぃ
こっからハロウィン
まじめに描いたハロウィンコスとや&はや
そのあとコピックライナー茶色手に入れて嬉々として線かいたやつ 色味が違うのは加工の仕方が違うからだけど下の絵の方が元絵に近いね上の方が鮮やかで綺麗だけど……(死
うちんこがうちんこにトリックオアトリートっていう企画
その2(今のアイコン
鈴鹿誕でもあったけど忘れてなかったよっていう絵(但し日付は11月
いっこはさんで
チャットでトウヤがハーリーさんコスみたいな話をちらっとしてたので おそろい……おそろい……おそろい……
こっからポッキーの日
ツーイズdeポッキーゲーム
>>>鳥つながり<<<
トミソdeポッキーゲーム なんでバニーガールだったんだっけ……何か見てたんだよ……バニーガール的なネタを見てたんだよ……
男として終わってますよ!(意味浅
ハリマリdeポッキーゲーム(ハリマリって語感やばいな……逆だけど
ひき河deポッキーゲーム 凄い久々にひきものまんがかきました かわいい
新鈴deポッキーゲーム ホモ注意
ぐれとdeホモ注意
新ひきdeホモっつうかただの変態注意
こっから #ふぁぼされた数だけうちの子に自己紹介してもらう このタグ
みちょら
はりうさ(ノーコメントで
たけひろ(お気に入り
ハロウィン絵以来方向性が良く分からない鈴鹿
新木「やあ俺は新木孝作!今日はゲンシカイキした俺の姿を本邦初公開だ!獣の毛皮を纏い棍棒を振り回して戦う姿は実にワイルド!野性味溢れる俺の魅力はもはや天井知らずだね!」
おわり
はいどうも!5章反省会その2を始めますよ!
その1→ http://kogu.blog.shinobi.jp/Entry/1369/
・何を言っているのか分からないと思いますが察しの良い方は未更新分のネタバレをしてしまう可能性があります
ついきから~~~
5-1&5-2のときより長いよ!!
■5-3
「よかった……」
約9800字。
パート1
いや~これは正真正銘全力の繋ぎパートなんですけど、何が楽しかったって風景描写なんですよ。風景描写なんですよ(大事二回
この章のポイントの一つは砂漠の街である点なんですよね。このハシリイという町は周りを砂漠に囲われている訳なんです。ココウもそうなんですけど違うのはこの辺は本当に一般的にイメージされる砂の砂漠であるっていう点。ココウって岩石砂漠なんですよ。砂丘とかないんです。ないんですよ。多分砂の砂漠だと思われてるけど岩石砂漠なんです実は。
そのハシリイの砂漠描写の何が楽しかったって、これ私が学生時代に中国の砂漠に研究調査に行った時の経験がまんま生きてる部分なんです。例えばモコシ畑であるとか、
>再びさっさと進んでいくのは、踏み固められた砂地の上。行く手には馬車らしき轍が畑に沿って続いている。
とか(やっぱり砂漠の中にも人が住んでると歩きやすい通用路があるんですよ)
>向こうには、砂色のなだらかな山地と、ぽつぽつと等間隔に立つ樹木。
とか(本当に防砂の意味があるのか疑わしい防砂林)
>堅そうな葉をもつ草本が這っていたり、
とか(痛い)
>何らかのポケモンの糞だろうか、乾燥した黒い小さなものがぽつぽつと転がっている。
とか(羊です)
しょうみ明らかに 無 駄 な 情 景 描 写 多 す ぎ な事は 書 い て る 当 時 か ら 分 か っ て ま し た が (必死)それでも僕は書きたかったの!!!!分かって!!!!!でもなぜかカナミの家は日本家屋でしたね!!!!!
リグレーの名前をつけるパート。リグレーの名前をつけるパート。。。ここ凄いお気に入りです 分かってもらえるように描写してるつもりですがいっちゃん最初にトウヤがミソラの名前を考えるところをオマージュしてる訳なんです ミソラの名前考えるときは日が落ちるまで黙って悩み続けた人がポケモンの名前は3秒でつけるっていうところが凄い好きです トウヤのネーミングセンスが割と死んでるっていうすっごい無意味な設定
どうでもいいんですがこのへんのリグレーの動きが我ながらかわいすぎですね。。。こんなちょろまかしたかわいいポケモン書くことはもうあんまりないんじゃないかな。。。
*
そして三秒で考えた名前を物凄い速さで改めているトウヤ
最初はテレで行くつもりだったような気がするんですがなんでテラにしたのかはあんまり覚えてませんみたいな話はしたんでしたっけ?なんかレイコさんにテレかな???って言ったからテラにしたんですよねみたいなニュアンスのことをこないだブログクラップで仰られたような気がするんですが当人全く覚えておりませんのですがそうなら多分そうなんですかね……?(
なんでテラにしたんだろう。地球。まぁなんかこう宇宙的なポケモンなんでいいんじゃないですかね。トウヤが呼びやすいように呼びやすいように改造していって紆余曲折あってテラになったという設定です。。
ハシリイの町に到着~この町の様子が中国に行った時のアレを反映しているのかと言うと割とそうでもありません。。だから町の外の描写は気合入れてたんです。活かせる部分だったから。分かりますか。。。
テレポート便!この設定は割と好きなのでそのうちげっしょく外ででも短編が書けたらいいなあと思います。そういえば以前どなたかに「受け付けているのは『物資』のみで人間の輸送サービスは存在せず、というのもポケモンの力加減と気分次第では、転送した物資が行方知れずとなったり、また転送先で原型を留めていない状態になっていたりすることがあるからだそうで」というのがハリーポッターの影響ですかみたいなことを言われた気もしますが私はハリーポッターには全く詳しくないので違います。白状すると某Hさんが書かれたオリジナル小説の影響です。丸パクしてすいませんきっとHさん月蝕もブログも読まれてないと思うから気付いてない……(ニコッ
ハシリイはココウよりかなり裕福で発展した町です。ココウより「砂漠のオアシス」って言葉が似合う町。気候はココウとあまり変わりませんが寒いも熱いもやや穏やかで、農耕もかなり盛んです。『砂漠の中の水の町』っていう台詞が出てきますし、のちのマリルパートでも説明してますが、湧水地なんですね。噴水とかあるしね。それで「走井」です。大阪に同じ地名があるらしい。水が湧き出る場所だってさ。
> それでヴェルは、と早口に問うのを聞くと、ミソラもその小さな声にかじりついた。はい、はい、と、何度かの応酬。それから、トウヤの表情がふっと緩むのを見て、ミソラも今度こそ、ほっとした。
「よかった……」
この「よかった……」が凄い好きなんですよ これがトウヤとミソラのどっちが発した言葉と読者様が捉えられていたのかとても気になりますが私は決めていません しいて言えばどっちも!こういう台詞の書き方はあんまりしたことなかったからとても好きです
*
町ブラしながらお話。
・ヴェルに孫がいるって書くとおばあちゃんにも感じますがポケモンで孫って別にそんなにおばあちゃん感ないですよねよく考えれば。まぁその辺月蝕はゲーム踏襲してないので勘弁してください。ひ孫くらいにしとけばよかったな。
・>興味をそそられる数々の景色の中に、必ずと言っていいほど映り込む青くて丸い物体の存在に、ミソラはそのあたりで気付きはじめる。
人々と寄り添うようにして、小さなあんよでてちてちと歩いていく、ぷにっとした丸耳の獣。体を覆う細やかな体毛は短く明るい青色で、腹の部分だけが眩しい位の白さ。特徴的なのはその尻から伸びる尻尾なのだが、ぎざぎざとくねる細い尾の先端に、用途不明の水球らしきものがひっついてぽよんぽよんと跳ねている。顔と体が一体となった真ん丸の顔面、きゅっと口角を上げて前を見据える黒々した瞳を見つめながら、ミソラはそのポケモンとすれ違った。
情景描写の話の時も書きましたがこの回本当にこういう無駄な描写が多いんですよね( こんなに容姿を描写したの月蝕の中では初めてなはずです。私マリル好きすぎ。
・言っときますがリードは最後のリナに引っ張られてミソラが走るところがやりたいがために登場した無駄設定です
・>「なぜ、ここでマリルか」
この設定がまた凄い無駄でしたね!!マリルVSテッカニンをやることは決めてたのでそのフラグでもまいとこうかみたいな気持ちだったんだと思うんですが明らかに回収しきれてません本当にありがとうございました
・>「お師匠様もマリル好きなんですか?」
私が好きなポケモンは基本全部好きなはずです
・調子づいたお師匠様、あえなく落水
*
テラ暴走後の落水パート。水も滴る良いお師匠様状態のお師匠様書くの三回目ですよ。二回目はまだしも一回目がどこなのか思い出せる人は本当にありがとうございます。んなもん読むんじゃない。
>「……帰ったら……」
「帰ったら?」
「グレンを痛い目に遭わせよう……」
更新当時ここが結構ウケてとらとは笑っていました
・無駄な色違い登場
・幼 女 登 場
■5-3裏
「ちんちくりんじゃなあい!」
約2900文字。
★ハヤテすっごいかわいい★ ハヤテ担当回ですがハヤテすごいかわいい つうかこの更新分ポケモン全員かわいいじゃないですか なんかもう全部かわいすぎて全部引用したいので逆に何話したらいいか分かりません
特にちんちくりんのくだりが最高ですね!!ちんちくりんのくだり最高ですね!!!!自分で言うのも最高ですがちんちくりんのくだり最高ですね!!!!!!ちんちくりんじゃなあい
>「あああ思い出した! じゃあキミ、あのときの、あれだ! 丸くてちんちくりんの!」
「ちんちくりんじゃない!」
「そう、そういえばまだフカマルだったな、丸くてちんちくりんの」
「ハリまでぇ」
「ちんちくりん……」
「もーメグミー!」
「ちんちくりんってなによ、おちえてよ」
リナの声。ちんちくりんと言うのは、と真面目に説明しようとしたハリを、あーあーっと鳴いておれは防いだ。
「あー思い出したよすっきりした、そうだまずキミが来たんだ、そんでマイダーリンがお腹がすいて今にも死にそうになって生死の淵を彷徨っていたボクを見つけて駆け寄ってきて……」
「お腹がすいて今にも死にそうになってピーピー泣いてたちんちくりんのハヤテを見つけて……」
「ちんちくりんじゃない!」
「おもむろにボクを抱きしめて」
「ちんちくりんの頭を殴って」
「ちんちくりんじゃない!」
「『なんと、なんと愛らしい姿! おお可哀想にマイハニー、今宵目覚めし愛の力で、僕は必ずや! 君を魔の手から救ってみせよう……!』」
「『ちょっと朝食も昼食も夕食も抜かしたくらいで逃げるんじゃない、手を煩わせるなこのちんちくりんめが!』」
「ちんちくりんじゃなあい!」
騒いでいる間に、ハヤテのおかげでハリが機嫌良くてよかったぁ、というメグミの間延びした声が聞こえた。
ハヤテいぢりでストレス発散してるハリと必死なハヤテもかわいいし最後のハリのことしか考えてないメグミとか最高にかわいい
>けろりとしているテラを肩車したまま、知らない人の笑いものにされたマスターは一人でしょげているだけなのだ。あれがおれだったら絶対殴られている。三回殴られて、五回は蹴られているはずだ。
マスターがDV男みたいになってますが多分だいたいそんな感じです コツンくらいだけどな!一応言っとくけどな!
>「おれ、考えたんだけど……」
「ない頭で?」
「うん」
肯定の即答 かわいい
>「マスターって、おれがオスだから怒るのかな」
この疑惑に意味があるのかないのかはさておき事実ではあるような気はします ポケモンとはいえ女の子には遠慮してるんじゃないかな(棒読み
いや違うんですよ本当は 本当は違うんですけどね ここで詳しく話すのは憚られますがトウヤが気兼ねなく蹴ったり殴ったりじゃれあったりできるのは実はハヤテだけじゃないですか 意外と ね?
>あーあ。もっと早く言ってよ、ハリー。
か わ い い (結論)
■5-4
「はぁちゃんが生まれたときー!」
13,400文字。
さあ問題の回ですね!!
~パート1 幼女登場~
・>「ブ、ブリッジができるようになった!」
これを書いた後6歳の女の子の身体能力がいかほどのものかとか糞気持ち悪いことを必死に検索していたのを昨日のことのように思い出します
幼女!!!!!!!!!月蝕でおにいさん×幼女という展開をまさかやるとは私も予想してなかったんですが思いついた瞬間にあー書かなきゃ(使命感)と思って爆誕したはあちゃんというキャラなんですがぶっちゃけ本編にはあんまり存在が関わらないじゃないですか????でもいいんです マスコットです 幼女も書きたかったし幼女にいちゃつかれて困ってる師匠も書きたかったしそれを見て嫉妬してるミソラも書きたかった
ミソラの嫉妬具合はマジで書きながらゴロンゴロンしてました お前そんなに幼女に嫉妬できるのかよ
・カナミが自転車に乗って登場する件
これアニポケリスペクトなんですけど誰か気付いてくれたんですかね???一回ツイッターでも呟いた気がするんですけどケンジがマリルを自転車の前かごに入れてる話があったはずなんですよ あれがあまりにもかわいかったので無意味に再現しました
・カナミに既視感を覚えるミソラ
ここものごっつい伏線なので何も語れませんが
>目の前にきゅっと止まる車輪、サドルに跨ったまま、今年は来ないのかと思った、とニッと見せる歯の並びや、高く伸ばして、まるで子供にするように男の頭を掻き撫でる手の動き
ここでミソラの動揺にかまけてこっそりトウヤの頭を撫でさせてることに気付いて欲しい ミソラごめんと思いながら僕は一人で悶えていた
あと
> 『ミソラ』という人が立つ、ぽっかりと浮かぶ円形の陸地の、その外の。風も息吹も何もない海だと思っていた暗闇の、一点、それはきっと紛れもなく、得体の知れない『自分』と言う、陸続きの一部分だ。
この描写がすっごい好きなんですよ すっごい好きなんですよ 解説するのもどうかと思いつつ、つまり「ミソラがいつも端から無いモノとしている『記憶を失う以前』にも、本当に『自分』というのが存在していて、それは今の『ミソラ』と繋がっている」ということです あーわかりづら!この遠まわし間凄い好き!!伝わってなくても好き!!!
>「い、いえ……あの……」
移ろう視線は、名前も知らない女の方へ。……聞くことを一瞬躊躇したのがなぜなのか、その時はまだ、ミソラは分からないが。
「……どこかで私と会ったことがありますか?」
この『聞くことを一瞬躊躇した』理由や『その問いかけに対するカナミの反応を見ることに怯えていた』理由は、この時点ではまだ自覚がなくて、つまり過去を知ってしまうと今の幸せな毎日がどうなってしまうかということで、その辺6章に繋がってくるお話
あともうお分かりかもしれませんが
>「髪が長かったことって……」
「髪?」
「ありましたっけ」
「……え、えと……?」
「このくらい……」
ギャグパートに扮してますがこれも伏線なのでよろしくお願いします このネタバレ反省会
*
~パート2 嵐の前のなんとやら~
そういえば藤白さんちの諸事情についてあんまり話してなかったなと思うんですが
話さなかったら話さなかったでいつかどっかで書くような気はしてるし(7年前番外とか(か、書かないかな……))どうしよっかな~って感じなので伏字にしときます、こんなところを読んでる稀有な人はあんまりいないと思いますがネタバレ回避したいひとは反転スルーで
***
入退院を繰り返している現在の母親はハヅキの母親で、カナミとエトの母親ではありません。カナミとエトの母親はエトが8年前くらいに病気で他界していて、母親が死んだ直後に父親が別の女を連れ込んで、ハヅキを作って、んでその一年後に父親が事故で死ぬと。あれこれ書いたっけ。書いたよね。6章で書いたんだわ。藤白の父親とトウヤは面識があるんですが、知り合って二年目の年に行こうとしたら向かってる間に事故で死んだって話。だから現在病気がちで入退院を繰り返し、カナミに家事を背負わせている母親は、彼女と血を繋げていない。実母が死んだ直後に連れ込まれてきた女ですから、もうその辺の事情が分かる年頃になっていたカナミは実は現母のことをあまりよく思っていない。でもかわいい妹の実母であることに代わりは無いし良い姉でいたいから、現母にも良い顔をして面倒を見なければならない。という状況。5-9.5でカナが疲れてるのはそういう事情があってなんです。そういう環境で育っていたから、同じく普通の幸せな家庭での生活から途中で放り出されてしまったトウヤには親近感を覚えた。みたいな。本当は流されただけのトウヤよりカナは苦労してるんです。作中で一番苦労してるのはきっとカナです。一番かわいそうなのはグレンだけど。
どうでもいいんですがカナミ(香波)とエト(江斗)にはさんずいが入ってて、ハヅキ(葉月)には入ってないのは、上二人は死んだ母親が付けた名前で、はあちゃんだけ父親がつけた名前だから、ってのがあったりとか。とか。
***
以上どうでもいい裏設定でした。日本語不自由ですいません。
じゃあ中身の話をします
>「お師匠様も一緒にいてくださいますし……」
そうなんですかお師匠様、とニヤニヤしながらカナミはトウヤへ顔を向けるが、そういう扱いも慣れたとばかりにトウヤは取り合う様子もない。
元カノの前でクールぶってるお師匠様かわいい
藤白の女の子、特にカナは非常に笑顔の表情が印象的な人です。私の中で。いつもけらけら笑っている幸福な人。でも(上記のネタバレ)裏で重い家庭事情を抱えながらもいつも幸せであろうとする、そういう幸福感のあるところがとても素敵だと思うんです。そういうところにトウヤは惹かれたんじゃないですかね。そうであってくれ。
そういえばマリルの機嫌が悪い理由は裏読まないと理解できない仕様になっていたらしいですね。いつだか読者様に指摘されて気付きましたが。それはちょっと申し訳なかった。まぁ同時掲載だったのでそういうのがあってもいいんじゃないかと思います。
> でも大変だったねぇ、トウヤも、と再び無理矢理に頭を撫でられると、トウヤは嫌そうに首を縮めた。けれども合間に聞こえた、久しぶりに労(ねぎら)われた、というささやかな声に、ミソラは彼らの関係性をほんの少し覗いたような気分になる。
あーたまんねえな 労うにふりがなをふるかどうか小一時間悩んでいたのも記憶に新しい このたまんねえなーと思ってるシーンでこれなんて読むんだ??と思われたくなかったのでふりがなつけました
>腕にぶら下がるくらいの勢いで大喜びするハヅキに、無茶言うなよ、と呆れるトウヤ、声を上げて笑うカナミ。……一緒に来てよかったのだろうか、という思いが一瞬頭をよぎり、慌てて払拭する。うきうきと上下する小さな掌を宥めるように、不慣れな動きでそっと包み込む、男の大きな右手。ちくりというくらいの些細な痛みが胸をついた。
おにいさん×幼女に激しく嫉妬するミソラ しばらくってどれくらい?三時間くらい?とか幼女の台詞考えるのは難しくもありめっちゃ楽しくもあった!!このへん楽しかったな~
家についてからの会話のくだりは誰にもリアクションもらえなかった記憶がありますが自分では凄く気に入ってる!おどおどしてるミソラを前にして、一年振りに再会したばかりのトウヤとカナが早速息が合ってるところがお気に入りです!!褐色の小瓶はイメージ的にはウコンの力です!!!!
~パート3 宴会シーン~
問題のパートですね!!!!!!!!他にもたくさん大事なこと(ミソラの記憶とか嫉妬とかトウカナのそこはかとないイチャイチャ感とか)があった回なんですがこのパートがあったおかげでいい感じにカモフラージュされた感はありました!!!!!!!
このパートについて何を書かなければいけないかというと
この部分も私の中国での体験を元に書いているという点なんですよ!!ね!!!
我々の一団が宴会に連れて行かれてゲロッパになった場所では『パイチュー』という字面に起こすと非常にアレなお酒を飲まされてたんですがこれがアルコール度数で言えば5~60度くらいある猛烈に強い酒なんですよ おちょこみたいなサイズのちいさいコップに入れていただくんですが私くらい弱いと舐めるだけでファーーーーwwwwレベルなのでもう一杯目から相当クラックラ来ます トウヤが飲まされてる消毒液同前の液体はそれに近いものと考えていただければ
>わざとらしく器の中身を茶碗にひっくり返しながら、
飲みたくない時はこういう風に茶碗に入れたり口に含んでお茶を飲むふりをしてお茶の中に戻したりして回避するそうです(でもそうするとその後お茶さえ飲めなくなる
酔っ払い描写にはちょっとこだわり(?)がある昨今なんですが、一番のお気に入りは9.5なんですが
>男に笑顔で勧められて例の透明で強い奴を酌まれ、半分以上ぼたぼた零しながらちまっとした器を空にすると、悲鳴じみた声を上げながらトウヤは机に伏せる。伏せている間に器にはまた例の奴が盛られた。
「もうだめだ」
「だ、大丈夫ですか……」
「帰りたい」
「どこへ……?」
ここもそれっぽくて凄い好きです(
>「良い子なんです、自慢の弟子です、僕なんかには勿体無い」
ミソラは前半しか聞いてませんがトウヤが言いたかったのは『僕なんかには勿体無い』の部分なんですよねっていうちょっとした齟齬
エト初登場! なんでエトというキャラが生まれたのかはこれまたいまいち覚えてませんが僕はこの人がごっつい好きです エトの話はまた今度します
そういやここで藤白のじいちゃんが出てきてるんですがこの後じいちゃんとばあちゃんの存在を抹殺したのはわざとですっていうか無理でした。ただでさえこれ以上長引かせる訳にはいかないかった。というかじいちゃんばあちゃんがいるってことを書いたのがそもそもよくなかった。
>「こんだけの人数の前でやれんもんが、本番務まる訳なかろうが」
「やれぃ、やれぃ!」
広島弁なんですかね……?(
水陣VS地陣の舞いの話。えーっと何から話そうかな
> 誰かの呼名を受けて、トウヤは徐に顔を上げた。そこに広がる、己へ向けられた幾多の、酔っ払いたちの、期待の眼差し。男はまた一瞬で事を解した。差し出された例の杯をぼんやりと受け取って、虚ろな手つきで流し込んで――これ以上飲んで大丈夫だろうか。ミソラの心配をよそに、その表情から急に眠気が吹き飛んだ。
再び巻き起こる手拍子。背中側に並べてあった空の酒瓶を薙ぎ倒しながら、トウヤはふらりと立ち上がった。そして低くする姿勢、鋭さを増す眼差し、但し充血している。対峙するエトの眼鏡の奥の瞳が不意に恐怖と狼狽を帯びた。ぽかんとしたルリリを小脇に抱え、恍惚の表情で抱き着いているリグレーを首にひっつけたまま、トウヤは雑な包帯の左腕を、すっ、とエトに向けて伸ばす――酔拳、という言葉がミソラの脳裏に一瞬浮かんで、消えた。
ここの描写、描写の移り方とかがそこはかとなく映像浮かんでくるっぽくてなんか好きです
>「飄々乎として、世を遺(わす)れて独り立ち……」
冷静沈着、覇気はなく、細く震える歌い調子の声色に――トウヤは大きく息を吸うと、カッと目を開き、
「――羽化して登仙するが如しィッ!」
叫んだ。そして跳んだ。
えーとまずは原典について話をしますね(目を逸らしながら
蘇軾の『前赤壁賦』。そこから来てる四字熟語で『羽化登仙』。だいたい『お酒飲んでめっちゃ幸せ』 って意味です。
漢検準1を受けた時に照風さんから頂いた教材の中に乗ってたや~つなので原典は照風さんとも言えます。感謝。。
そういえばものかきさんのポケべんさんとよっぱらいコラボをさせていただいたのこのあたりでした。このへんのトウヤを読まれてものさんが書かれたあの凄い潰れてるトウヤが生まれたということです ものさん恐ろしい子!(感謝
>多分リグレーの念力であろう、明らかに人外モノの可視オーラを纏いながら再び臨戦態勢を取るトウヤに、エトもまた震えながら、もう少し大きな声で何か言う。それに普段の十倍くらいの声量で喚き返す呂律の回らない師匠を、
この辺とか読み返しながらいつも頭抱えるんですが我ながらカオスすぎてwww普段の十倍の声量ってどんなだよって思いますが普段がいかに小さいかということです 普段の声量が小さいことは5-3だかでも書いてます どうでもいい
>手拍子を打っていた人たちが立ち上がり意味不明なダンスを始めて
これ5章ラストあたりのえったんの舞いパートで書かなきゃいけなかったのに書くの忘れてたからくやしい~~~~~!!!!!!!!
いや~しかし5章を代表するパートともいえるかも知れませんが、それにしたって地の分多いですね。こんなん読ませてすいません。。
~パート4 入浴シーン~
宴会に紛れてますがこの回幼女の裸体も書いてますからね!?!?!??!?!
はあちゃんがトウヤのことをお父さんだったらいいのになあと思っていることは実はトウヤは気付いているんですよ実は 自分が全くお父さんになれないことも知りつつ はあちゃんは自分のおかあさんのこともお母さんだと思っているし、実は歳の離れた姉のこともお母さんだと思っている カナとトウヤが付き合えばトウヤは必然的にお父さんと言うことになる訳です でもカナははあちゃんのこと妹としか思ってないしトウヤだってはあちゃんを自分の娘だと思える訳ないじゃん、懐いてもらえてそう言う風に思ってもらえるのは本人的にはもう心が千切れるくらいとってもとっても嬉しいんだけど みたいな
そして嫉妬するミソラ
>ミソラは何も返さなかった。返せなかった。道すがら、ぎこちなく繋ぎあっていた大小の掌をふと思い出す。こうやって一緒にお風呂に入ったりも、もしかしたらしたのかもしれない。……でもね、お師匠様は。はぁちゃんだけのものじゃないんだよ――そんな思いは、ミソラのぶくぶくの中に紛れさせて、お湯にこっそり溶かしてしまった。
ここ危なすぎるからね?????というか5章のミソラ全体的にお師匠様愛が強まりすぎてもはやきもいからね
~パート5 ベッドシーン(意味深)~
まぁ布団なんですけどね この回5パートもあったのか
仕方なく主人を介抱しようとするハリとそれを抱きしめるトウヤと抱きしめられて抵抗しようとするハリと寝ぼけて名前を呼ばれて抵抗するのやめて身を委ねるハリに対して「電気消した方がいい??」って聞く空気読めすぎなミソラだけで僕は結構このシーンお腹いっぱいなんですが
このあとの このあとの
>「ミソラ」
低い声。無防備になっていた心にふっと触れられたみたいで、どきっとして目を開けた。
ここからが ここからが 僕は凄い月蝕っぽいなあというか トウヤとミソラっぽいなあと思って すごく好きと言うか いつもの月蝕に戻った的な切り替えのシーン あーこのシーンは……いいですね……良いですね……糞茶番だけの宴会シーンのせいで完全に日陰だったけどな……
■5-4裏
「人間を好きになるなんて、不毛な事、わたしはしない」
約3900文字。
マリーかわいすぎやろ……(頭抱え 全然反省しないどころかかわいいかわいい好き好き言ってるだけの反省会に成り下がってますがもういいんですちょっと急いでます(
マリルは僕♂ばっかり書いてるんですがたまにはメスも書いてみたいところですね。しかしマリーのこのキャラクターは凄いお気に入りです。テラよりお気に入りです。この自分が一番正しいと思ってるわがまま感がすごい私の中のマリル像に合致してて良い。
>「だからマリオぼくはマリオだと言ってるだろうがっていうかもううるさいうるさいこのサボテン女めその口だかなんだか分からない奇々怪々なミステリーホールに腐ったモコシ突っ込もがーっ」
このセリフとか凄い好きwwww
あとハリメグ回にしてハヤリナ回でもあります 前のハヤテ語りのあたりでわざとらしく出したハヤテがリナ好きをわざとらしくすぐさま回収
ハリとメグミは凄く通じ合ってる的なところがあって、どちらかというとメグミの方がハリに拠っているところがあるのですが、実はうわ手なのはハリよりもメグミなんですよね~そういう関係性が好きです。とても強いけど不安定はメグミ。とても大人だけどどっか意固地で子供っぽさもあるハリ。すごい好き。
> 離れろ、と体を動かしてもテラは一向に落ちる気配もなかった。これは、なるほど、見た目より重い。
これは、なるほど見た目より重い(からトウヤいつも大変なんだな)。
> トウヤに纏わりつき始めた二匹をじっと睨んでいると、何を思ったのか、ハリも行ってくれば、とメグミが言った。少し笑いながら。ハリがいくならおれも、とハヤテ。わたしは首を振る。行くものか、あんな所。……わたしが行ったところで、あれのために、何が出来る訳でもない。
立ち上がり、何か(多分水陣祭の催しの関係だろうが)喚いて、品も理性もなく酒と料理の上を跳び越えていく主人。そこでどっと倒れ、倒れていればいいものをテラに念力で引き起こされて、また茶番を始める主人。酒の力で無理をして。
節々に全力で心配してる様子が滲み出ているハリが好き
>「心配?」メグミが問う。
「当然だ」それは主人だから。
ああ主人だからな!!!!!!!
> すっ、と念が消えて、力尽きたと言わんばかりに崩れ落ちそうになるトウヤを、あの女が、笑いながら抱きとめる。……そのあたりで顔を戻すと、当たってた、とメグミが囁いた。
「……何が」
「ハリの好きな人」
他の女とイチャついているの見たくなくて目を背けたからな
>「人間を好きになるなんて、不毛な事、わたしはしない」
それは、自分に確かめるように。
あああああーーー(ペッタンペッタン
> 不毛かなぁ、とメグミは言う。何を。そうだよ。決まっている。
溜め息も出る。わたしは天を仰いだ。月は無情に輝くばかり。
なぜだろう。
この町に来ると、なぜだか、とても、いらいらするのだ。
ここの四行くsssっそお気に入りなので本当にお気に入りなのでよろしくお願いします 月は無情に輝くばかり
ここが好きここが好きって延々言い続けるだけの反省会~
■5-4.5(幕間)
「おかえり。トウヤ」
http://nekoanizya.hishaku.com/text/gessyoku/gi5-4.htm ここです
約2600字
これね
読んでない人けっこういらっしゃるんだと思うんですけど
本当は本編理解するにあたって凄い重要な部分?ではなくて
でもトウヤがハシリイや藤白の家について何を思っているのかについての補完になっていて
それは9.5や5章末で事足りなくはないんですけど
ここ私の中でけっこうたまらないので
本当は読んでくださいと声を大にして言いたいんですが
いかんせん こ の 更 新 分 恥 ず か し い の で
あんまりwwwww大声でwwwwwwww読んでくださいってwwwwwwww言ってるけどwwwwwwww今言ってるんだけどwwwwwwwwwふっwwwwwwwwwwww
表でミソラの話、裏でハリの話、幕間でトウヤの話っていう5-4関連は凄いたっぷりな更新分で申し訳なかったんですがいや~それにしてもこの幕間は これ反省かい書いてないということを知った時愕然としました 今更この恥ずかしい話について語らねばならないのかと いや語らなくてもいいんですけどね!?読めよって言えればそれでいいんですけど恥ずかしすぎて言えないので
ちなみにここの酔っ払い描写はあんまりリアリティない。けど酔っぱらってないとモノローグ(?)だってとうやはこんなこと言えないと思うから別にいいや
>それから、とカナミは顔を上げた。
「言うの忘れてた」
「何?」
ふふん、とカナミはいつにない笑い方をして。
「おかえり。トウヤ」
そう言ってまた、子供みたいに、わしわしと頭を撫でられる。
心臓がぎゅうと締まった。
(……馬鹿が)
黙って背を向けた。ふらふらしてるよ、気をつけなよ、と笑う声が聞こえる。こんなやりとりに、そんな毎年の言葉にさえ、いちいち動じるほどに、ここにいるのが、好きで、好きで。
大きく息をついた。全部吐き出すみたいに。暗くて冷たい廊下へ歩いていく。懐かしい景色。――ああ、帰ってきた、と。そんな風に思ってしまえるのが辛い。いつまでいるの、なんて言われるのが、ずーっと居てくれるって、なんて、言われるのが、凄く、辛い。
そんな事、叶うはずもないのに。
その人たちに、こんなにも家族にしてもらえるのが、凄く、怖い。
ここね
もうね
本当にね
「馬鹿が」 っていうのも
「好きで 好きで」 も
帰ってきたと思える場所に言えなかった「ただいま」も
大好きで気兼ねないはずなのに
もう七年も伝えられないとうやが
なんつうかもう切ないので
親ばかですいません次の反省会につづく!!(死
その1→ http://kogu.blog.shinobi.jp/Entry/1369/
・何を言っているのか分からないと思いますが察しの良い方は未更新分のネタバレをしてしまう可能性があります
ついきから~~~
5-1&5-2のときより長いよ!!
■5-3
「よかった……」
約9800字。
パート1
いや~これは正真正銘全力の繋ぎパートなんですけど、何が楽しかったって風景描写なんですよ。風景描写なんですよ(大事二回
この章のポイントの一つは砂漠の街である点なんですよね。このハシリイという町は周りを砂漠に囲われている訳なんです。ココウもそうなんですけど違うのはこの辺は本当に一般的にイメージされる砂の砂漠であるっていう点。ココウって岩石砂漠なんですよ。砂丘とかないんです。ないんですよ。多分砂の砂漠だと思われてるけど岩石砂漠なんです実は。
そのハシリイの砂漠描写の何が楽しかったって、これ私が学生時代に中国の砂漠に研究調査に行った時の経験がまんま生きてる部分なんです。例えばモコシ畑であるとか、
>再びさっさと進んでいくのは、踏み固められた砂地の上。行く手には馬車らしき轍が畑に沿って続いている。
とか(やっぱり砂漠の中にも人が住んでると歩きやすい通用路があるんですよ)
>向こうには、砂色のなだらかな山地と、ぽつぽつと等間隔に立つ樹木。
とか(本当に防砂の意味があるのか疑わしい防砂林)
>堅そうな葉をもつ草本が這っていたり、
とか(痛い)
>何らかのポケモンの糞だろうか、乾燥した黒い小さなものがぽつぽつと転がっている。
とか(羊です)
しょうみ明らかに 無 駄 な 情 景 描 写 多 す ぎ な事は 書 い て る 当 時 か ら 分 か っ て ま し た が (必死)それでも僕は書きたかったの!!!!分かって!!!!!でもなぜかカナミの家は日本家屋でしたね!!!!!
リグレーの名前をつけるパート。リグレーの名前をつけるパート。。。ここ凄いお気に入りです 分かってもらえるように描写してるつもりですがいっちゃん最初にトウヤがミソラの名前を考えるところをオマージュしてる訳なんです ミソラの名前考えるときは日が落ちるまで黙って悩み続けた人がポケモンの名前は3秒でつけるっていうところが凄い好きです トウヤのネーミングセンスが割と死んでるっていうすっごい無意味な設定
どうでもいいんですがこのへんのリグレーの動きが我ながらかわいすぎですね。。。こんなちょろまかしたかわいいポケモン書くことはもうあんまりないんじゃないかな。。。
*
そして三秒で考えた名前を物凄い速さで改めているトウヤ
最初はテレで行くつもりだったような気がするんですがなんでテラにしたのかはあんまり覚えてませんみたいな話はしたんでしたっけ?なんかレイコさんにテレかな???って言ったからテラにしたんですよねみたいなニュアンスのことをこないだブログクラップで仰られたような気がするんですが当人全く覚えておりませんのですがそうなら多分そうなんですかね……?(
なんでテラにしたんだろう。地球。まぁなんかこう宇宙的なポケモンなんでいいんじゃないですかね。トウヤが呼びやすいように呼びやすいように改造していって紆余曲折あってテラになったという設定です。。
ハシリイの町に到着~この町の様子が中国に行った時のアレを反映しているのかと言うと割とそうでもありません。。だから町の外の描写は気合入れてたんです。活かせる部分だったから。分かりますか。。。
テレポート便!この設定は割と好きなのでそのうちげっしょく外ででも短編が書けたらいいなあと思います。そういえば以前どなたかに「受け付けているのは『物資』のみで人間の輸送サービスは存在せず、というのもポケモンの力加減と気分次第では、転送した物資が行方知れずとなったり、また転送先で原型を留めていない状態になっていたりすることがあるからだそうで」というのがハリーポッターの影響ですかみたいなことを言われた気もしますが私はハリーポッターには全く詳しくないので違います。白状すると某Hさんが書かれたオリジナル小説の影響です。丸パクしてすいませんきっとHさん月蝕もブログも読まれてないと思うから気付いてない……(ニコッ
ハシリイはココウよりかなり裕福で発展した町です。ココウより「砂漠のオアシス」って言葉が似合う町。気候はココウとあまり変わりませんが寒いも熱いもやや穏やかで、農耕もかなり盛んです。『砂漠の中の水の町』っていう台詞が出てきますし、のちのマリルパートでも説明してますが、湧水地なんですね。噴水とかあるしね。それで「走井」です。大阪に同じ地名があるらしい。水が湧き出る場所だってさ。
> それでヴェルは、と早口に問うのを聞くと、ミソラもその小さな声にかじりついた。はい、はい、と、何度かの応酬。それから、トウヤの表情がふっと緩むのを見て、ミソラも今度こそ、ほっとした。
「よかった……」
この「よかった……」が凄い好きなんですよ これがトウヤとミソラのどっちが発した言葉と読者様が捉えられていたのかとても気になりますが私は決めていません しいて言えばどっちも!こういう台詞の書き方はあんまりしたことなかったからとても好きです
*
町ブラしながらお話。
・ヴェルに孫がいるって書くとおばあちゃんにも感じますがポケモンで孫って別にそんなにおばあちゃん感ないですよねよく考えれば。まぁその辺月蝕はゲーム踏襲してないので勘弁してください。ひ孫くらいにしとけばよかったな。
・>興味をそそられる数々の景色の中に、必ずと言っていいほど映り込む青くて丸い物体の存在に、ミソラはそのあたりで気付きはじめる。
人々と寄り添うようにして、小さなあんよでてちてちと歩いていく、ぷにっとした丸耳の獣。体を覆う細やかな体毛は短く明るい青色で、腹の部分だけが眩しい位の白さ。特徴的なのはその尻から伸びる尻尾なのだが、ぎざぎざとくねる細い尾の先端に、用途不明の水球らしきものがひっついてぽよんぽよんと跳ねている。顔と体が一体となった真ん丸の顔面、きゅっと口角を上げて前を見据える黒々した瞳を見つめながら、ミソラはそのポケモンとすれ違った。
情景描写の話の時も書きましたがこの回本当にこういう無駄な描写が多いんですよね( こんなに容姿を描写したの月蝕の中では初めてなはずです。私マリル好きすぎ。
・言っときますがリードは最後のリナに引っ張られてミソラが走るところがやりたいがために登場した無駄設定です
・>「なぜ、ここでマリルか」
この設定がまた凄い無駄でしたね!!マリルVSテッカニンをやることは決めてたのでそのフラグでもまいとこうかみたいな気持ちだったんだと思うんですが明らかに回収しきれてません本当にありがとうございました
・>「お師匠様もマリル好きなんですか?」
私が好きなポケモンは基本全部好きなはずです
・調子づいたお師匠様、あえなく落水
*
テラ暴走後の落水パート。水も滴る良いお師匠様状態のお師匠様書くの三回目ですよ。二回目はまだしも一回目がどこなのか思い出せる人は本当にありがとうございます。んなもん読むんじゃない。
>「……帰ったら……」
「帰ったら?」
「グレンを痛い目に遭わせよう……」
更新当時ここが結構ウケてとらとは笑っていました
・無駄な色違い登場
・幼 女 登 場
■5-3裏
「ちんちくりんじゃなあい!」
約2900文字。
★ハヤテすっごいかわいい★ ハヤテ担当回ですがハヤテすごいかわいい つうかこの更新分ポケモン全員かわいいじゃないですか なんかもう全部かわいすぎて全部引用したいので逆に何話したらいいか分かりません
特にちんちくりんのくだりが最高ですね!!ちんちくりんのくだり最高ですね!!!!自分で言うのも最高ですがちんちくりんのくだり最高ですね!!!!!!ちんちくりんじゃなあい
>「あああ思い出した! じゃあキミ、あのときの、あれだ! 丸くてちんちくりんの!」
「ちんちくりんじゃない!」
「そう、そういえばまだフカマルだったな、丸くてちんちくりんの」
「ハリまでぇ」
「ちんちくりん……」
「もーメグミー!」
「ちんちくりんってなによ、おちえてよ」
リナの声。ちんちくりんと言うのは、と真面目に説明しようとしたハリを、あーあーっと鳴いておれは防いだ。
「あー思い出したよすっきりした、そうだまずキミが来たんだ、そんでマイダーリンがお腹がすいて今にも死にそうになって生死の淵を彷徨っていたボクを見つけて駆け寄ってきて……」
「お腹がすいて今にも死にそうになってピーピー泣いてたちんちくりんのハヤテを見つけて……」
「ちんちくりんじゃない!」
「おもむろにボクを抱きしめて」
「ちんちくりんの頭を殴って」
「ちんちくりんじゃない!」
「『なんと、なんと愛らしい姿! おお可哀想にマイハニー、今宵目覚めし愛の力で、僕は必ずや! 君を魔の手から救ってみせよう……!』」
「『ちょっと朝食も昼食も夕食も抜かしたくらいで逃げるんじゃない、手を煩わせるなこのちんちくりんめが!』」
「ちんちくりんじゃなあい!」
騒いでいる間に、ハヤテのおかげでハリが機嫌良くてよかったぁ、というメグミの間延びした声が聞こえた。
ハヤテいぢりでストレス発散してるハリと必死なハヤテもかわいいし最後のハリのことしか考えてないメグミとか最高にかわいい
>けろりとしているテラを肩車したまま、知らない人の笑いものにされたマスターは一人でしょげているだけなのだ。あれがおれだったら絶対殴られている。三回殴られて、五回は蹴られているはずだ。
マスターがDV男みたいになってますが多分だいたいそんな感じです コツンくらいだけどな!一応言っとくけどな!
>「おれ、考えたんだけど……」
「ない頭で?」
「うん」
肯定の即答 かわいい
>「マスターって、おれがオスだから怒るのかな」
この疑惑に意味があるのかないのかはさておき事実ではあるような気はします ポケモンとはいえ女の子には遠慮してるんじゃないかな(棒読み
いや違うんですよ本当は 本当は違うんですけどね ここで詳しく話すのは憚られますがトウヤが気兼ねなく蹴ったり殴ったりじゃれあったりできるのは実はハヤテだけじゃないですか 意外と ね?
>あーあ。もっと早く言ってよ、ハリー。
か わ い い (結論)
■5-4
「はぁちゃんが生まれたときー!」
13,400文字。
さあ問題の回ですね!!
~パート1 幼女登場~
・>「ブ、ブリッジができるようになった!」
これを書いた後6歳の女の子の身体能力がいかほどのものかとか糞気持ち悪いことを必死に検索していたのを昨日のことのように思い出します
幼女!!!!!!!!!月蝕でおにいさん×幼女という展開をまさかやるとは私も予想してなかったんですが思いついた瞬間にあー書かなきゃ(使命感)と思って爆誕したはあちゃんというキャラなんですがぶっちゃけ本編にはあんまり存在が関わらないじゃないですか????でもいいんです マスコットです 幼女も書きたかったし幼女にいちゃつかれて困ってる師匠も書きたかったしそれを見て嫉妬してるミソラも書きたかった
ミソラの嫉妬具合はマジで書きながらゴロンゴロンしてました お前そんなに幼女に嫉妬できるのかよ
・カナミが自転車に乗って登場する件
これアニポケリスペクトなんですけど誰か気付いてくれたんですかね???一回ツイッターでも呟いた気がするんですけどケンジがマリルを自転車の前かごに入れてる話があったはずなんですよ あれがあまりにもかわいかったので無意味に再現しました
・カナミに既視感を覚えるミソラ
ここものごっつい伏線なので何も語れませんが
>目の前にきゅっと止まる車輪、サドルに跨ったまま、今年は来ないのかと思った、とニッと見せる歯の並びや、高く伸ばして、まるで子供にするように男の頭を掻き撫でる手の動き
ここでミソラの動揺にかまけてこっそりトウヤの頭を撫でさせてることに気付いて欲しい ミソラごめんと思いながら僕は一人で悶えていた
あと
> 『ミソラ』という人が立つ、ぽっかりと浮かぶ円形の陸地の、その外の。風も息吹も何もない海だと思っていた暗闇の、一点、それはきっと紛れもなく、得体の知れない『自分』と言う、陸続きの一部分だ。
この描写がすっごい好きなんですよ すっごい好きなんですよ 解説するのもどうかと思いつつ、つまり「ミソラがいつも端から無いモノとしている『記憶を失う以前』にも、本当に『自分』というのが存在していて、それは今の『ミソラ』と繋がっている」ということです あーわかりづら!この遠まわし間凄い好き!!伝わってなくても好き!!!
>「い、いえ……あの……」
移ろう視線は、名前も知らない女の方へ。……聞くことを一瞬躊躇したのがなぜなのか、その時はまだ、ミソラは分からないが。
「……どこかで私と会ったことがありますか?」
この『聞くことを一瞬躊躇した』理由や『その問いかけに対するカナミの反応を見ることに怯えていた』理由は、この時点ではまだ自覚がなくて、つまり過去を知ってしまうと今の幸せな毎日がどうなってしまうかということで、その辺6章に繋がってくるお話
あともうお分かりかもしれませんが
>「髪が長かったことって……」
「髪?」
「ありましたっけ」
「……え、えと……?」
「このくらい……」
ギャグパートに扮してますがこれも伏線なのでよろしくお願いします このネタバレ反省会
*
~パート2 嵐の前のなんとやら~
そういえば藤白さんちの諸事情についてあんまり話してなかったなと思うんですが
話さなかったら話さなかったでいつかどっかで書くような気はしてるし(7年前番外とか(か、書かないかな……))どうしよっかな~って感じなので伏字にしときます、こんなところを読んでる稀有な人はあんまりいないと思いますがネタバレ回避したいひとは反転スルーで
***
入退院を繰り返している現在の母親はハヅキの母親で、カナミとエトの母親ではありません。カナミとエトの母親はエトが8年前くらいに病気で他界していて、母親が死んだ直後に父親が別の女を連れ込んで、ハヅキを作って、んでその一年後に父親が事故で死ぬと。あれこれ書いたっけ。書いたよね。6章で書いたんだわ。藤白の父親とトウヤは面識があるんですが、知り合って二年目の年に行こうとしたら向かってる間に事故で死んだって話。だから現在病気がちで入退院を繰り返し、カナミに家事を背負わせている母親は、彼女と血を繋げていない。実母が死んだ直後に連れ込まれてきた女ですから、もうその辺の事情が分かる年頃になっていたカナミは実は現母のことをあまりよく思っていない。でもかわいい妹の実母であることに代わりは無いし良い姉でいたいから、現母にも良い顔をして面倒を見なければならない。という状況。5-9.5でカナが疲れてるのはそういう事情があってなんです。そういう環境で育っていたから、同じく普通の幸せな家庭での生活から途中で放り出されてしまったトウヤには親近感を覚えた。みたいな。本当は流されただけのトウヤよりカナは苦労してるんです。作中で一番苦労してるのはきっとカナです。一番かわいそうなのはグレンだけど。
どうでもいいんですがカナミ(香波)とエト(江斗)にはさんずいが入ってて、ハヅキ(葉月)には入ってないのは、上二人は死んだ母親が付けた名前で、はあちゃんだけ父親がつけた名前だから、ってのがあったりとか。とか。
***
以上どうでもいい裏設定でした。日本語不自由ですいません。
じゃあ中身の話をします
>「お師匠様も一緒にいてくださいますし……」
そうなんですかお師匠様、とニヤニヤしながらカナミはトウヤへ顔を向けるが、そういう扱いも慣れたとばかりにトウヤは取り合う様子もない。
元カノの前でクールぶってるお師匠様かわいい
藤白の女の子、特にカナは非常に笑顔の表情が印象的な人です。私の中で。いつもけらけら笑っている幸福な人。でも(上記のネタバレ)裏で重い家庭事情を抱えながらもいつも幸せであろうとする、そういう幸福感のあるところがとても素敵だと思うんです。そういうところにトウヤは惹かれたんじゃないですかね。そうであってくれ。
そういえばマリルの機嫌が悪い理由は裏読まないと理解できない仕様になっていたらしいですね。いつだか読者様に指摘されて気付きましたが。それはちょっと申し訳なかった。まぁ同時掲載だったのでそういうのがあってもいいんじゃないかと思います。
> でも大変だったねぇ、トウヤも、と再び無理矢理に頭を撫でられると、トウヤは嫌そうに首を縮めた。けれども合間に聞こえた、久しぶりに労(ねぎら)われた、というささやかな声に、ミソラは彼らの関係性をほんの少し覗いたような気分になる。
あーたまんねえな 労うにふりがなをふるかどうか小一時間悩んでいたのも記憶に新しい このたまんねえなーと思ってるシーンでこれなんて読むんだ??と思われたくなかったのでふりがなつけました
>腕にぶら下がるくらいの勢いで大喜びするハヅキに、無茶言うなよ、と呆れるトウヤ、声を上げて笑うカナミ。……一緒に来てよかったのだろうか、という思いが一瞬頭をよぎり、慌てて払拭する。うきうきと上下する小さな掌を宥めるように、不慣れな動きでそっと包み込む、男の大きな右手。ちくりというくらいの些細な痛みが胸をついた。
おにいさん×幼女に激しく嫉妬するミソラ しばらくってどれくらい?三時間くらい?とか幼女の台詞考えるのは難しくもありめっちゃ楽しくもあった!!このへん楽しかったな~
家についてからの会話のくだりは誰にもリアクションもらえなかった記憶がありますが自分では凄く気に入ってる!おどおどしてるミソラを前にして、一年振りに再会したばかりのトウヤとカナが早速息が合ってるところがお気に入りです!!褐色の小瓶はイメージ的にはウコンの力です!!!!
~パート3 宴会シーン~
問題のパートですね!!!!!!!!他にもたくさん大事なこと(ミソラの記憶とか嫉妬とかトウカナのそこはかとないイチャイチャ感とか)があった回なんですがこのパートがあったおかげでいい感じにカモフラージュされた感はありました!!!!!!!
このパートについて何を書かなければいけないかというと
この部分も私の中国での体験を元に書いているという点なんですよ!!ね!!!
我々の一団が宴会に連れて行かれてゲロッパになった場所では『パイチュー』という字面に起こすと非常にアレなお酒を飲まされてたんですがこれがアルコール度数で言えば5~60度くらいある猛烈に強い酒なんですよ おちょこみたいなサイズのちいさいコップに入れていただくんですが私くらい弱いと舐めるだけでファーーーーwwwwレベルなのでもう一杯目から相当クラックラ来ます トウヤが飲まされてる消毒液同前の液体はそれに近いものと考えていただければ
>わざとらしく器の中身を茶碗にひっくり返しながら、
飲みたくない時はこういう風に茶碗に入れたり口に含んでお茶を飲むふりをしてお茶の中に戻したりして回避するそうです(でもそうするとその後お茶さえ飲めなくなる
酔っ払い描写にはちょっとこだわり(?)がある昨今なんですが、一番のお気に入りは9.5なんですが
>男に笑顔で勧められて例の透明で強い奴を酌まれ、半分以上ぼたぼた零しながらちまっとした器を空にすると、悲鳴じみた声を上げながらトウヤは机に伏せる。伏せている間に器にはまた例の奴が盛られた。
「もうだめだ」
「だ、大丈夫ですか……」
「帰りたい」
「どこへ……?」
ここもそれっぽくて凄い好きです(
>「良い子なんです、自慢の弟子です、僕なんかには勿体無い」
ミソラは前半しか聞いてませんがトウヤが言いたかったのは『僕なんかには勿体無い』の部分なんですよねっていうちょっとした齟齬
エト初登場! なんでエトというキャラが生まれたのかはこれまたいまいち覚えてませんが僕はこの人がごっつい好きです エトの話はまた今度します
そういやここで藤白のじいちゃんが出てきてるんですがこの後じいちゃんとばあちゃんの存在を抹殺したのはわざとですっていうか無理でした。ただでさえこれ以上長引かせる訳にはいかないかった。というかじいちゃんばあちゃんがいるってことを書いたのがそもそもよくなかった。
>「こんだけの人数の前でやれんもんが、本番務まる訳なかろうが」
「やれぃ、やれぃ!」
広島弁なんですかね……?(
水陣VS地陣の舞いの話。えーっと何から話そうかな
> 誰かの呼名を受けて、トウヤは徐に顔を上げた。そこに広がる、己へ向けられた幾多の、酔っ払いたちの、期待の眼差し。男はまた一瞬で事を解した。差し出された例の杯をぼんやりと受け取って、虚ろな手つきで流し込んで――これ以上飲んで大丈夫だろうか。ミソラの心配をよそに、その表情から急に眠気が吹き飛んだ。
再び巻き起こる手拍子。背中側に並べてあった空の酒瓶を薙ぎ倒しながら、トウヤはふらりと立ち上がった。そして低くする姿勢、鋭さを増す眼差し、但し充血している。対峙するエトの眼鏡の奥の瞳が不意に恐怖と狼狽を帯びた。ぽかんとしたルリリを小脇に抱え、恍惚の表情で抱き着いているリグレーを首にひっつけたまま、トウヤは雑な包帯の左腕を、すっ、とエトに向けて伸ばす――酔拳、という言葉がミソラの脳裏に一瞬浮かんで、消えた。
ここの描写、描写の移り方とかがそこはかとなく映像浮かんでくるっぽくてなんか好きです
>「飄々乎として、世を遺(わす)れて独り立ち……」
冷静沈着、覇気はなく、細く震える歌い調子の声色に――トウヤは大きく息を吸うと、カッと目を開き、
「――羽化して登仙するが如しィッ!」
叫んだ。そして跳んだ。
えーとまずは原典について話をしますね(目を逸らしながら
蘇軾の『前赤壁賦』。そこから来てる四字熟語で『羽化登仙』。だいたい『お酒飲んでめっちゃ幸せ』 って意味です。
漢検準1を受けた時に照風さんから頂いた教材の中に乗ってたや~つなので原典は照風さんとも言えます。感謝。。
そういえばものかきさんのポケべんさんとよっぱらいコラボをさせていただいたのこのあたりでした。このへんのトウヤを読まれてものさんが書かれたあの凄い潰れてるトウヤが生まれたということです ものさん恐ろしい子!(感謝
>多分リグレーの念力であろう、明らかに人外モノの可視オーラを纏いながら再び臨戦態勢を取るトウヤに、エトもまた震えながら、もう少し大きな声で何か言う。それに普段の十倍くらいの声量で喚き返す呂律の回らない師匠を、
この辺とか読み返しながらいつも頭抱えるんですが我ながらカオスすぎてwww普段の十倍の声量ってどんなだよって思いますが普段がいかに小さいかということです 普段の声量が小さいことは5-3だかでも書いてます どうでもいい
>手拍子を打っていた人たちが立ち上がり意味不明なダンスを始めて
これ5章ラストあたりのえったんの舞いパートで書かなきゃいけなかったのに書くの忘れてたからくやしい~~~~~!!!!!!!!
いや~しかし5章を代表するパートともいえるかも知れませんが、それにしたって地の分多いですね。こんなん読ませてすいません。。
~パート4 入浴シーン~
宴会に紛れてますがこの回幼女の裸体も書いてますからね!?!?!??!?!
はあちゃんがトウヤのことをお父さんだったらいいのになあと思っていることは実はトウヤは気付いているんですよ実は 自分が全くお父さんになれないことも知りつつ はあちゃんは自分のおかあさんのこともお母さんだと思っているし、実は歳の離れた姉のこともお母さんだと思っている カナとトウヤが付き合えばトウヤは必然的にお父さんと言うことになる訳です でもカナははあちゃんのこと妹としか思ってないしトウヤだってはあちゃんを自分の娘だと思える訳ないじゃん、懐いてもらえてそう言う風に思ってもらえるのは本人的にはもう心が千切れるくらいとってもとっても嬉しいんだけど みたいな
そして嫉妬するミソラ
>ミソラは何も返さなかった。返せなかった。道すがら、ぎこちなく繋ぎあっていた大小の掌をふと思い出す。こうやって一緒にお風呂に入ったりも、もしかしたらしたのかもしれない。……でもね、お師匠様は。はぁちゃんだけのものじゃないんだよ――そんな思いは、ミソラのぶくぶくの中に紛れさせて、お湯にこっそり溶かしてしまった。
ここ危なすぎるからね?????というか5章のミソラ全体的にお師匠様愛が強まりすぎてもはやきもいからね
~パート5 ベッドシーン(意味深)~
まぁ布団なんですけどね この回5パートもあったのか
仕方なく主人を介抱しようとするハリとそれを抱きしめるトウヤと抱きしめられて抵抗しようとするハリと寝ぼけて名前を呼ばれて抵抗するのやめて身を委ねるハリに対して「電気消した方がいい??」って聞く空気読めすぎなミソラだけで僕は結構このシーンお腹いっぱいなんですが
このあとの このあとの
>「ミソラ」
低い声。無防備になっていた心にふっと触れられたみたいで、どきっとして目を開けた。
ここからが ここからが 僕は凄い月蝕っぽいなあというか トウヤとミソラっぽいなあと思って すごく好きと言うか いつもの月蝕に戻った的な切り替えのシーン あーこのシーンは……いいですね……良いですね……糞茶番だけの宴会シーンのせいで完全に日陰だったけどな……
■5-4裏
「人間を好きになるなんて、不毛な事、わたしはしない」
約3900文字。
マリーかわいすぎやろ……(頭抱え 全然反省しないどころかかわいいかわいい好き好き言ってるだけの反省会に成り下がってますがもういいんですちょっと急いでます(
マリルは僕♂ばっかり書いてるんですがたまにはメスも書いてみたいところですね。しかしマリーのこのキャラクターは凄いお気に入りです。テラよりお気に入りです。この自分が一番正しいと思ってるわがまま感がすごい私の中のマリル像に合致してて良い。
>「だからマリオぼくはマリオだと言ってるだろうがっていうかもううるさいうるさいこのサボテン女めその口だかなんだか分からない奇々怪々なミステリーホールに腐ったモコシ突っ込もがーっ」
このセリフとか凄い好きwwww
あとハリメグ回にしてハヤリナ回でもあります 前のハヤテ語りのあたりでわざとらしく出したハヤテがリナ好きをわざとらしくすぐさま回収
ハリとメグミは凄く通じ合ってる的なところがあって、どちらかというとメグミの方がハリに拠っているところがあるのですが、実はうわ手なのはハリよりもメグミなんですよね~そういう関係性が好きです。とても強いけど不安定はメグミ。とても大人だけどどっか意固地で子供っぽさもあるハリ。すごい好き。
> 離れろ、と体を動かしてもテラは一向に落ちる気配もなかった。これは、なるほど、見た目より重い。
これは、なるほど見た目より重い(からトウヤいつも大変なんだな)。
> トウヤに纏わりつき始めた二匹をじっと睨んでいると、何を思ったのか、ハリも行ってくれば、とメグミが言った。少し笑いながら。ハリがいくならおれも、とハヤテ。わたしは首を振る。行くものか、あんな所。……わたしが行ったところで、あれのために、何が出来る訳でもない。
立ち上がり、何か(多分水陣祭の催しの関係だろうが)喚いて、品も理性もなく酒と料理の上を跳び越えていく主人。そこでどっと倒れ、倒れていればいいものをテラに念力で引き起こされて、また茶番を始める主人。酒の力で無理をして。
節々に全力で心配してる様子が滲み出ているハリが好き
>「心配?」メグミが問う。
「当然だ」それは主人だから。
ああ主人だからな!!!!!!!
> すっ、と念が消えて、力尽きたと言わんばかりに崩れ落ちそうになるトウヤを、あの女が、笑いながら抱きとめる。……そのあたりで顔を戻すと、当たってた、とメグミが囁いた。
「……何が」
「ハリの好きな人」
他の女とイチャついているの見たくなくて目を背けたからな
>「人間を好きになるなんて、不毛な事、わたしはしない」
それは、自分に確かめるように。
あああああーーー(ペッタンペッタン
> 不毛かなぁ、とメグミは言う。何を。そうだよ。決まっている。
溜め息も出る。わたしは天を仰いだ。月は無情に輝くばかり。
なぜだろう。
この町に来ると、なぜだか、とても、いらいらするのだ。
ここの四行くsssっそお気に入りなので本当にお気に入りなのでよろしくお願いします 月は無情に輝くばかり
ここが好きここが好きって延々言い続けるだけの反省会~
■5-4.5(幕間)
「おかえり。トウヤ」
http://nekoanizya.hishaku.com/text/gessyoku/gi5-4.htm ここです
約2600字
これね
読んでない人けっこういらっしゃるんだと思うんですけど
本当は本編理解するにあたって凄い重要な部分?ではなくて
でもトウヤがハシリイや藤白の家について何を思っているのかについての補完になっていて
それは9.5や5章末で事足りなくはないんですけど
ここ私の中でけっこうたまらないので
本当は読んでくださいと声を大にして言いたいんですが
いかんせん こ の 更 新 分 恥 ず か し い の で
あんまりwwwww大声でwwwwwwww読んでくださいってwwwwwwww言ってるけどwwwwwwww今言ってるんだけどwwwwwwwwwふっwwwwwwwwwwww
表でミソラの話、裏でハリの話、幕間でトウヤの話っていう5-4関連は凄いたっぷりな更新分で申し訳なかったんですがいや~それにしてもこの幕間は これ反省かい書いてないということを知った時愕然としました 今更この恥ずかしい話について語らねばならないのかと いや語らなくてもいいんですけどね!?読めよって言えればそれでいいんですけど恥ずかしすぎて言えないので
ちなみにここの酔っ払い描写はあんまりリアリティない。けど酔っぱらってないとモノローグ(?)だってとうやはこんなこと言えないと思うから別にいいや
>それから、とカナミは顔を上げた。
「言うの忘れてた」
「何?」
ふふん、とカナミはいつにない笑い方をして。
「おかえり。トウヤ」
そう言ってまた、子供みたいに、わしわしと頭を撫でられる。
心臓がぎゅうと締まった。
(……馬鹿が)
黙って背を向けた。ふらふらしてるよ、気をつけなよ、と笑う声が聞こえる。こんなやりとりに、そんな毎年の言葉にさえ、いちいち動じるほどに、ここにいるのが、好きで、好きで。
大きく息をついた。全部吐き出すみたいに。暗くて冷たい廊下へ歩いていく。懐かしい景色。――ああ、帰ってきた、と。そんな風に思ってしまえるのが辛い。いつまでいるの、なんて言われるのが、ずーっと居てくれるって、なんて、言われるのが、凄く、辛い。
そんな事、叶うはずもないのに。
その人たちに、こんなにも家族にしてもらえるのが、凄く、怖い。
ここね
もうね
本当にね
「馬鹿が」 っていうのも
「好きで 好きで」 も
帰ってきたと思える場所に言えなかった「ただいま」も
大好きで気兼ねないはずなのに
もう七年も伝えられないとうやが
なんつうかもう切ないので
親ばかですいません次の反省会につづく!!(死
いっしょうけんめい前の記事を流す記事
ちょっと前に某氏に頂いた【扇風機】という短編ネタを消化してるんですが性懲りもなく月蝕番外ですいません私は短編を書かないのか!!!
追記からど~うぞ。クオリティは落書き。多分前後編になります。後半は気が向いたら書きます。。
近未来的ないかつさを感じる。虚ろに空いた口の中から、連なった刃が、上界へ信号を発している。もしくはその逆。受信機だ。頭上に広漠と横たうあの宇宙から、送られてきた不可解で奇怪な危機的メッセージを、誰に伝えるでもなく受信し続けている。誰が分かるでもない異世界の暗号を、誰に命ぜられるでもなく黙々と読み解いて、誰が知るでもないこの世の未来をひとり諦観し続けるのだ。……そんな妄想、ときめくミソラ少年のめくるめくそんな浪漫世界を、それはただの扇風機だと一蹴した師匠に関しては、ただただ無粋だと言わざるを得ない。
トウヤが家の片付けに精を出し始めたのはハシリイから帰ってきてのことなのだが、ミソラの頭は既にその近未来家電に埋め尽くされているので、詳しい経緯は割愛する。とにかく二階の物置の大掃除二日目に発掘されたその扇風機に、ミソラより感動は薄いもののトウヤも一応感想を抱いたようだった。
「実家から送られてきたんだよ」
ココウに来て最初の夏に、そこはこっちより暑いだろうから、って。ココウの夏は確かに暑かったけれど、湿気が少ない分実際のところは快適で、結局夏のうちに物置の奥で眠っていただく運びとなったそうだ。懐かしいな、と感慨もへったくれもなさそうな口調で言って、掘り出した扇風機の奥に積まれている本の選別を再開する。掘り出されたのに虚しく放置された裸のままの扇風機は、放射状に伸びる細い金物の一本一本に、厚く埃を携えていた。それを指で掬い取りながらミソラは問うた。
「この機械があると暑くなくなるんですか?」
「あ?」
いかにも面倒げな応対が勝手に口から飛び出して、トウヤはちょっとばつの悪そうな顔をする。
「扇風機も知らないのか」
「知らないです」
記憶を失う前であっても道具の使い方なんかの知識は大抵残っていたものだが、そんな形状のものは本当にピンとこない。やっぱり北方の育ちなのか、とトウヤはひとりごちて、開きかけていた古い本を元の山へ戻した。
「風を起こす機械だ。風があれば多少は涼しく感じるだろう」
「風ですか! この機械で一体どうやって?」
「その内側についている羽が回って風が起こるんだよ」
なるほど。説明し終えて本の虫に戻り始めた師匠(だから彼の掃除は時間がかかる)を横目に、ミソラはそのハイテク機器を観察する。羽と呼んだが羽と言っていいのだろうか、金物の檻で輪郭を取る機械頭部の内側には、何か平たくて湾曲した板が五枚ほど斜めにくっついていた。これが回って、風が起こる……突如沸き起こったミステリーに、ミソラは何と無く格好つけて意識的に腕を組む。なるほど、さっぱり分からない。
「何故これが回ったら風が起こるのですか?」
「だから、その羽が……」
若干苛立った声でまた本から顔を上げて、ミソラと扇風機が並んでこちらを見ているのを目に入れる。扇風機と顔を合わせた。暫し口を閉ざしてから、何やら両手を見せて、
「……羽が、こう」指をくっつけて開いた掌を、浅いお椀の形に曲げる。「斜めに曲がってるだろ、それが……風を……こう、前へ……押し……」
……黙って聞いているミソラが目を瞬かせていると、怪しい手振りで説明しようとしていたトウヤも黙り始めた。無意識に腕を組んで、そのうちに口元に手をやって本気で考え込み始めた。それも三十秒もすると諦めて、実際に見た方が理解も早かろう、と最もらしいことを言って、また本を山へ戻した。
扇風機を連れて自室へ戻る。部屋の隅にそれを置いて、尻から伸びるコードの先をコンセント口へ突っ込んだ。見てろ、と一言、スイッチを押し込む。果たして、扇風機は沈黙したままであった。
二、三回スイッチを押すと、トウヤは黙って扇風機を解体し始めた。お掃除止まっちゃいますし壊れてるならいいですよと一応声は掛けたが、返事もせず工具を持って来てネジを回して、ミソラにはイカした何かにしか見えない基盤部分を露わにする。多分答えられないことに苛立っているのだが、機嫌が悪いのは火を見るよりも明らかだった。ミソラは大人しく檻の部分の埃を取って待っていた。
扇風機が治ったのは、埃取りに飽きたミソラが一階へ降りてソーダ水を飲み干して、リナと格闘ごっこを始めて三十分ほど経った頃だ。呼ばれて二階へ上がると、異音を立てながら中央部の羽を高速で回転させている扇風機の前で、風に吹かれる師匠は得意げな顔を隠し切れない様子である。
「動いたぞ」
「機械の修理もできるなんて、さすがお師匠様!」だからミソラは褒めてあげた。
「このくらいは、大したことない」
「お師匠様にできないことって、逆にあるんですか?」
「コミュニケーションくらいだな」
そう言う師匠の伸び気味の髪は人工の風にさわさわとなびいている。さて掃除に戻るか、と晴れやかな表情で立ち上がりかけた男を、興味津々と扇風機を見つめるミソラが引き止めた。
「それで、何故羽が回ると風が起こるのですか?」
……異音を掻き鳴らす扇風機と胡座を掻いて対峙しながら、トウヤは今度こそ長考を開始した。ミソラは正直待ちくたびれて、答えもどうでもよくなって、興味もほとんどなくなっていた。けれど扇風機と一緒にせっかく治った師匠の機嫌を損ねてしまったからには、また褒めて立て直さねばなるまい。ごおおおと風に吹かれながら目を細めて眉間に皺を寄せる師匠に、ミソラは精一杯の褒め言葉を絞り出した。
「風に吹かれるお師匠様も素敵ですね!」
「お前はちょっと黙ってろ」
また階下でリナと格闘ごっこを始めて十分足らず、ぶすっとした面持ちで階段を下ってきた師匠は何やら財布ひとつで出かけていってしまった。二階の部屋へ上がってみると、件の物置掃除はほっぽり出されたままで、自室では扇風機が異音を吐いているままだった。とりあえずと未知の無生物を威嚇するリナを抱いたまま扇風機の前に座ってみる。扇風機の生み出す風は、思っていたより強かった。直視すると目を開けていられないような風。ばさばさと髪がはためいた。なるほどこれは、確かに涼しい……のかもしれない。初秋を迎えた今となっては、うすら寒くも感じるくらいだ。
風を嫌がって身じろぎしたリナが、ようよう抱いていたミソラの腕の中から抜け出していく。扇風機に駆け寄って、首の部分にかぶりつこうとした。ミソラは思わず体を乗り出して声を上げた。
「あーっもうリナ……」
――雷に打たれたような衝撃が、その時、ミソラの全身を駆け巡った。
目を、見開く。驚いたリナも足を止めてこちらを見ていた。動揺を露わにしばし硬直して、ミソラは自分の唇に手を当て、それから目の前の無生物へと驚愕の眼差しを向けた。今、何が起こったんだ。……何をしたんだ、君は。
頭の中に突如、一つの仮説が閃いた。いてもたってもいられず、きょとんとしているリナを強引に除けながら、ミソラは四つん這いで扇風機へと寄っていった。
風が強い。ごうごうと乱れる髪を気にもせず、激しく脈打つ心臓の意のままに、ミソラはその吐き出された風を吸った。脳幹が痺れるような期待の大渦。時めきながら、声を上げた。
「あー」
――声が、変わった。
感激よりも、動揺よりも、目がくらむほどのパニックが走る。自分の物であるはずの声が、誰の物とも知らない、別人の声へと変わったのだ。震えるようなその声色。変声機能。風を起こして涼しくするだけの機械と思われてた近代家電の扇風機に、実はそんな近未来的な機能が、人知れず備わっていたのである。
リナさえ目を白黒させて、こちらを見る。ミソラは強張った顔つきのままでもう一度扇風機に問いかけた。あー。声が変わる。あーああーああー。声が変わる。あー、みそら、みそら。きゃうきゃううーとリナも鳴く。どっちの声も変わった。珍しく二人の心が同じになって、ミソラとリナは顔を見合わせて、揃って扇風機へと目を向ける。これは……世紀の大発見、だ。
***
後編は気が向いたら
はじめてのあいぱっど執筆作でもありますが、タイピングで打てると言ってもやっぱりスマホ執筆と同じく文が適当になる感はあります
「風に吹かれるお師匠様も素敵ですね!」って書きたかった。それだけです。。。。。
ちょっと前に某氏に頂いた【扇風機】という短編ネタを消化してるんですが性懲りもなく月蝕番外ですいません私は短編を書かないのか!!!
追記からど~うぞ。クオリティは落書き。多分前後編になります。後半は気が向いたら書きます。。
近未来的ないかつさを感じる。虚ろに空いた口の中から、連なった刃が、上界へ信号を発している。もしくはその逆。受信機だ。頭上に広漠と横たうあの宇宙から、送られてきた不可解で奇怪な危機的メッセージを、誰に伝えるでもなく受信し続けている。誰が分かるでもない異世界の暗号を、誰に命ぜられるでもなく黙々と読み解いて、誰が知るでもないこの世の未来をひとり諦観し続けるのだ。……そんな妄想、ときめくミソラ少年のめくるめくそんな浪漫世界を、それはただの扇風機だと一蹴した師匠に関しては、ただただ無粋だと言わざるを得ない。
トウヤが家の片付けに精を出し始めたのはハシリイから帰ってきてのことなのだが、ミソラの頭は既にその近未来家電に埋め尽くされているので、詳しい経緯は割愛する。とにかく二階の物置の大掃除二日目に発掘されたその扇風機に、ミソラより感動は薄いもののトウヤも一応感想を抱いたようだった。
「実家から送られてきたんだよ」
ココウに来て最初の夏に、そこはこっちより暑いだろうから、って。ココウの夏は確かに暑かったけれど、湿気が少ない分実際のところは快適で、結局夏のうちに物置の奥で眠っていただく運びとなったそうだ。懐かしいな、と感慨もへったくれもなさそうな口調で言って、掘り出した扇風機の奥に積まれている本の選別を再開する。掘り出されたのに虚しく放置された裸のままの扇風機は、放射状に伸びる細い金物の一本一本に、厚く埃を携えていた。それを指で掬い取りながらミソラは問うた。
「この機械があると暑くなくなるんですか?」
「あ?」
いかにも面倒げな応対が勝手に口から飛び出して、トウヤはちょっとばつの悪そうな顔をする。
「扇風機も知らないのか」
「知らないです」
記憶を失う前であっても道具の使い方なんかの知識は大抵残っていたものだが、そんな形状のものは本当にピンとこない。やっぱり北方の育ちなのか、とトウヤはひとりごちて、開きかけていた古い本を元の山へ戻した。
「風を起こす機械だ。風があれば多少は涼しく感じるだろう」
「風ですか! この機械で一体どうやって?」
「その内側についている羽が回って風が起こるんだよ」
なるほど。説明し終えて本の虫に戻り始めた師匠(だから彼の掃除は時間がかかる)を横目に、ミソラはそのハイテク機器を観察する。羽と呼んだが羽と言っていいのだろうか、金物の檻で輪郭を取る機械頭部の内側には、何か平たくて湾曲した板が五枚ほど斜めにくっついていた。これが回って、風が起こる……突如沸き起こったミステリーに、ミソラは何と無く格好つけて意識的に腕を組む。なるほど、さっぱり分からない。
「何故これが回ったら風が起こるのですか?」
「だから、その羽が……」
若干苛立った声でまた本から顔を上げて、ミソラと扇風機が並んでこちらを見ているのを目に入れる。扇風機と顔を合わせた。暫し口を閉ざしてから、何やら両手を見せて、
「……羽が、こう」指をくっつけて開いた掌を、浅いお椀の形に曲げる。「斜めに曲がってるだろ、それが……風を……こう、前へ……押し……」
……黙って聞いているミソラが目を瞬かせていると、怪しい手振りで説明しようとしていたトウヤも黙り始めた。無意識に腕を組んで、そのうちに口元に手をやって本気で考え込み始めた。それも三十秒もすると諦めて、実際に見た方が理解も早かろう、と最もらしいことを言って、また本を山へ戻した。
扇風機を連れて自室へ戻る。部屋の隅にそれを置いて、尻から伸びるコードの先をコンセント口へ突っ込んだ。見てろ、と一言、スイッチを押し込む。果たして、扇風機は沈黙したままであった。
二、三回スイッチを押すと、トウヤは黙って扇風機を解体し始めた。お掃除止まっちゃいますし壊れてるならいいですよと一応声は掛けたが、返事もせず工具を持って来てネジを回して、ミソラにはイカした何かにしか見えない基盤部分を露わにする。多分答えられないことに苛立っているのだが、機嫌が悪いのは火を見るよりも明らかだった。ミソラは大人しく檻の部分の埃を取って待っていた。
扇風機が治ったのは、埃取りに飽きたミソラが一階へ降りてソーダ水を飲み干して、リナと格闘ごっこを始めて三十分ほど経った頃だ。呼ばれて二階へ上がると、異音を立てながら中央部の羽を高速で回転させている扇風機の前で、風に吹かれる師匠は得意げな顔を隠し切れない様子である。
「動いたぞ」
「機械の修理もできるなんて、さすがお師匠様!」だからミソラは褒めてあげた。
「このくらいは、大したことない」
「お師匠様にできないことって、逆にあるんですか?」
「コミュニケーションくらいだな」
そう言う師匠の伸び気味の髪は人工の風にさわさわとなびいている。さて掃除に戻るか、と晴れやかな表情で立ち上がりかけた男を、興味津々と扇風機を見つめるミソラが引き止めた。
「それで、何故羽が回ると風が起こるのですか?」
……異音を掻き鳴らす扇風機と胡座を掻いて対峙しながら、トウヤは今度こそ長考を開始した。ミソラは正直待ちくたびれて、答えもどうでもよくなって、興味もほとんどなくなっていた。けれど扇風機と一緒にせっかく治った師匠の機嫌を損ねてしまったからには、また褒めて立て直さねばなるまい。ごおおおと風に吹かれながら目を細めて眉間に皺を寄せる師匠に、ミソラは精一杯の褒め言葉を絞り出した。
「風に吹かれるお師匠様も素敵ですね!」
「お前はちょっと黙ってろ」
また階下でリナと格闘ごっこを始めて十分足らず、ぶすっとした面持ちで階段を下ってきた師匠は何やら財布ひとつで出かけていってしまった。二階の部屋へ上がってみると、件の物置掃除はほっぽり出されたままで、自室では扇風機が異音を吐いているままだった。とりあえずと未知の無生物を威嚇するリナを抱いたまま扇風機の前に座ってみる。扇風機の生み出す風は、思っていたより強かった。直視すると目を開けていられないような風。ばさばさと髪がはためいた。なるほどこれは、確かに涼しい……のかもしれない。初秋を迎えた今となっては、うすら寒くも感じるくらいだ。
風を嫌がって身じろぎしたリナが、ようよう抱いていたミソラの腕の中から抜け出していく。扇風機に駆け寄って、首の部分にかぶりつこうとした。ミソラは思わず体を乗り出して声を上げた。
「あーっもうリナ……」
――雷に打たれたような衝撃が、その時、ミソラの全身を駆け巡った。
目を、見開く。驚いたリナも足を止めてこちらを見ていた。動揺を露わにしばし硬直して、ミソラは自分の唇に手を当て、それから目の前の無生物へと驚愕の眼差しを向けた。今、何が起こったんだ。……何をしたんだ、君は。
頭の中に突如、一つの仮説が閃いた。いてもたってもいられず、きょとんとしているリナを強引に除けながら、ミソラは四つん這いで扇風機へと寄っていった。
風が強い。ごうごうと乱れる髪を気にもせず、激しく脈打つ心臓の意のままに、ミソラはその吐き出された風を吸った。脳幹が痺れるような期待の大渦。時めきながら、声を上げた。
「あー」
――声が、変わった。
感激よりも、動揺よりも、目がくらむほどのパニックが走る。自分の物であるはずの声が、誰の物とも知らない、別人の声へと変わったのだ。震えるようなその声色。変声機能。風を起こして涼しくするだけの機械と思われてた近代家電の扇風機に、実はそんな近未来的な機能が、人知れず備わっていたのである。
リナさえ目を白黒させて、こちらを見る。ミソラは強張った顔つきのままでもう一度扇風機に問いかけた。あー。声が変わる。あーああーああー。声が変わる。あー、みそら、みそら。きゃうきゃううーとリナも鳴く。どっちの声も変わった。珍しく二人の心が同じになって、ミソラとリナは顔を見合わせて、揃って扇風機へと目を向ける。これは……世紀の大発見、だ。
***
後編は気が向いたら
はじめてのあいぱっど執筆作でもありますが、タイピングで打てると言ってもやっぱりスマホ執筆と同じく文が適当になる感はあります
「風に吹かれるお師匠様も素敵ですね!」って書きたかった。それだけです。。。。。
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